
これがこっちで乗っている車です。
いすゞD-Max LS 3Lターボディーゼル、パートタイム四駆、AT。いすゞは日本国内での乗用車の生産からは撤退しているので、これもタイで組み立てられた車両。
日本ではどのメーカーからも市販されていない、メガピックアップと呼ばれるタイプで、トヨタや日産のライバル車と比較すると一回り小さいのだが、とにかくでかい。全長4995mm、全幅1800mm、全高1760mm、重量は資料がないけど多分1.8t越えてると思う。
それなのに146馬力しかないので、かなり遅い。トルクも294Nmしかない。追い越しの時の瞬発力にかける。こっちでは皆好き勝手に走っていて、追い越しをかけるのが日常茶飯事なので、ちょっときつい。スープラやレガシィの加速力が懐かしい・・。
燃費は街乗りで10km/lを少し切るくらい。この巨体を考えるとそれほど悪くない。こちらでの
軽油の値段は約80円/L程度。こっちの人にとってはとんでもない高い値段だと思う。
この車は荷台があって、四駆なので、調査機材やサンプルを積んでフィリピンの悪路を走行するのに適している。こっちの道路は舗装がしょぼいので強い雨が降ると、そこらへんに穴ぼこが開いてしまう。ひどいと舗装がそっくりそのまま何十メートルも横滑りすることがあるらしい。ちなみに、日本の建設会社がイロイロ空港と一緒に作った道路は日本と同様の仕上がりで、それ以外の道路と比べて月とすっぽん。つい忘れがちだが、日本のインフラはそれはもう大したものなのだ。
今のところ、街と研究所の行き来にしか使ってないが、機会があればちょっと遠出してみたい。